怪物誕生!実験大好き”佐河君”!『刻刻』第五巻!
第五巻を読みましたので感想を。。。
あらすじ
「霊回忍(タマワニ)」をコントロールし、生きたまま止界の神、「神ノ離忍(カヌリニ)」と化していく実愛会の宗主・佐河。『世界を永く見る』という目的のために圧倒的な力で実験という名の『虐殺』を繰り返していく。
樹里の兄・翼の奪還のために佐河と潮見に接近する翔子。しかし交渉はできず、追われるハメに。
翔子を救出するため走る樹里とじいさん。
永遠の夕暮れに包まれた止まった世界のスーパーマーケットで、止界の神になった佐河と止界に馴染む者・佑河家の対決が始まる。。。
感想
この巻では、止界に関しての謎や情報が、佐河の理論を通して明かされていきます。この漫画での『狂言回し』は佐河だったんですね!まあ、主人公側の佑河家はじいさんも含め、何も知らないですからね。。。
淡々と意味を語りながら実愛会の信者を殺していく佐河の姿はまさに怪物といった怖さがあります。
ここまで読んできて思ったのが『日本独特の怖さ・気色わるさ』みたいなものをよく描いてるなーということです。仏教が入ってくる前から居る『日本の神様』達は慈愛だけではなく、怒り・恐怖なども信仰の対象になっていたりしますよね。その種の雰囲気をすごく感じます。
皆さんもぜひ読んでくださいねー!
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