”止まる世界”の終焉、、、ところで、じいさんの名前は?『刻刻』第八巻!
最終巻を読みましたので感想を。。。
あらすじ
貴文の奇襲で致命傷を負わされたかに見えた佐河。しかし身体の多くを失いながらも神ノ離忍(カヌリニ)の力を借り、逃走を図る。そして自らの体を凶器と化し、樹里たちに牙を剥く。しかし牙をむきながらも佐河が進んだ道は、人としての再生、『胎児』への還りだった。。。
赤ん坊として『出産』された元・佐河。育てることを決意する樹里。
しかし樹里は止界から唯一脱出できない。一人、また一人と止界から脱出させる樹里。完全に独りになった止界で樹里は、生きていけるのか。。。
感想
『刻刻』全八巻読み終わりました!
好きな漫画が終ると『まだ続いて。。。』という思いと『お疲れ様でした!いい終わり方でした!』という相反する思いが心の中に渦巻いてしまって、何だか切なくなります。
この巻では実愛会宗主・佐河の最期と止界に独り残されていく樹里の想いが切々と描かれています。
といっても決して哀しい終わり方ではなく、ホッとする終わり方です。
最期まで明かされなかった『じいさん』の名前は気になるところですが。。。
堀尾省太先生、凄いですね。なかなかこんな漫画に出会えないと思いました。
ぜひ皆さんも読んでみてくださいねー。
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”この人何なんだろう。。。”貴文父さん参る!『刻刻』第七巻!
第七巻を読みましたので感想を。。。
あらすじ
止界術を発動させる本石の破壊。自らを犠牲にする樹里の選択はこの止界でのサバイバルを大きく変える。樹里による霊回忍(タマワニ)の強制追い出し以外、この止界からの脱出が不可能になったからだ。それは”樹里以外は止界から戻れる”ということを意味する。
佑河家にあっさり寝返った潮見はこれまでの確執を解消すべく、自分の知る佐河について語る。そして明かされる佐河の真の目的『現実世界での止者化』。
家族を誰も傷つかせたくない樹里は、未だ佐河との戦いを回避する方法を探る。しかし潮見は無情な現実を突きつけた。
一方、神ノ離忍(カヌリニ)を操る能力を手に入れた真は貴文と共に佐河に攻撃を仕掛けるが。。。
感想
想像してください。
時が止まった世界に独りだけで生きる。。。
ゾッとしますよね。
その決断を下した樹里。次の巻で最終巻ですが、どうなってしまうのでしょうか?
さて、表紙のお父さん・貴文が無駄にかっこいいですねゞ( ̄∇ ̄;)
今までのストーリーでなかなかカッコいい瞬間がないので、表紙見た瞬間に吹き出してしまいました。
今回貴文の活躍もありますが、なかなか笑えますよ(^∇^)
もしかしたらこの作品で一番怖いのは佐河ではなく、この貴文かもしれません。
皆さんも読んでみてくださいね!
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善人?悪人?境界線は?『刻刻』第六巻!
第六巻を読みましたので感想を。。。
あらすじ
樹里の父・貴文は考える『止界術があれば現実の生活を変えられる』と。『止界術を自分の主導権におけないか?』と。
神ノ離忍(カヌリニ)の力に順応し、異様さを増す佐河。その一撃に倒れた飛野は死ぬ直前に自意識を保てなくなり、新たな神ノ離忍(カヌリニ)と化した。
そんな中、樹里は兄の翼の救出に成功する。
そして樹里の甥・真が蠢く神ノ離忍(カヌリニ)と変貌した飛野を”操作する”能力に目覚める。。。
感想
第六巻では樹里の父・貴文の腹黒い一面が出てきちゃってます(⌒-⌒)
といっても『世界を止める』力をもし自分が持っていたら。。。と考えると、やっぱり悪いことは考えちゃいますよね。
そこまで堕ちたくはない、と思いつつ愚行も『視野』に入ってしまうのが人間ではないでしょうか?善人と悪人の境界線もぼやっとしているので。
さてそんな貴文の野望もこの巻で知らぬ間に砕かれてしまいます(^▽^)/
ぜひぜひ自分の目でお確かめください!
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怪物誕生!実験大好き”佐河君”!『刻刻』第五巻!
第五巻を読みましたので感想を。。。
あらすじ
「霊回忍(タマワニ)」をコントロールし、生きたまま止界の神、「神ノ離忍(カヌリニ)」と化していく実愛会の宗主・佐河。『世界を永く見る』という目的のために圧倒的な力で実験という名の『虐殺』を繰り返していく。
樹里の兄・翼の奪還のために佐河と潮見に接近する翔子。しかし交渉はできず、追われるハメに。
翔子を救出するため走る樹里とじいさん。
永遠の夕暮れに包まれた止まった世界のスーパーマーケットで、止界の神になった佐河と止界に馴染む者・佑河家の対決が始まる。。。
感想
この巻では、止界に関しての謎や情報が、佐河の理論を通して明かされていきます。この漫画での『狂言回し』は佐河だったんですね!まあ、主人公側の佑河家はじいさんも含め、何も知らないですからね。。。
淡々と意味を語りながら実愛会の信者を殺していく佐河の姿はまさに怪物といった怖さがあります。
ここまで読んできて思ったのが『日本独特の怖さ・気色わるさ』みたいなものをよく描いてるなーということです。仏教が入ってくる前から居る『日本の神様』達は慈愛だけではなく、怒り・恐怖なども信仰の対象になっていたりしますよね。その種の雰囲気をすごく感じます。
皆さんもぜひ読んでくださいねー!
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家族、大切にしましょうね。。。『刻刻』第四巻!
第四巻を読みましたので、感想を。。。
あらすじ
止界(しかい)の中で絶望してしまうと、神ノ離忍(カヌリニ)となり止界の管理人になってしまう。その現象がまさに樹里の兄・翼を襲ったその瞬間、”霊回忍(タマワニ)を追い出す力”を発動させ、翼を強制的に止者(シシャ)にして助ける樹里。
その頃、樹里の甥・真は実愛会の翔子と迫に捕まっていた。
真の声を頼りに救出に向かう佑河家(じいさん・貴文・樹里)。
翔子らが出した条件は、呼び出した神ノ離忍(カヌリニ)の霊回忍(タマワニ)を追い出し、人間として開放させることだった。
貴文の狂気?のおかげもあり、無事に家族を取り戻した翔子。佑河家への復讐心も消え、迫と共に実愛会から寝返ることを決意する。
実愛会の宗主である佐河は潮見に今後の展望を語る。
佐河の本当の目的は止界術を使っての世直しではなく、『世界を永く見続ける』事だった。。。
感想
全てのキャラクターの目的がやっと見えてきた第四巻です。
この巻の見どころは、神ノ離忍(カヌリニ)と化した翔子の家族を救うところですね。
22年前、訳も分からない間に独りになってしまった翔子の家族を思う気持ちを考えると胸が熱くなります。。。
あと、樹里の父・貴文の怖い部分もちょっと出てきます( ̄□ ̄;)!!
ますます今後の展開が複雑になりそうな『刻刻』第四巻でした!
ぜひぜひ読んでみてくださいねー!!
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”止まる世界”でのサバイバルが加速する!『刻刻』第三巻
第三巻を読みましたので、感想を。。。
翔子の目的は止界に捕らわれ、異形の管理人になってしまった家族を、樹里の能力(止界から追い出す)を使い解放することでした。しかし実愛会と協力しての邂逅なのであきらかな敵対状態に。
そんな中、父・貴文の救出に向かう樹里とじいさん。
しかし貴文は自分に『止界術』を教えてくれなかったじいさんに不満をいだき、自分が家長であることをアピールします。。。が、無視されます。切ないですね。。。威厳のない父親って悲劇を通り越して喜劇だと思います。
一方その頃、止界術によって『世界が止まった』事に未だ気がついていない翼と真は、実家に帰りつきます。
しかしその家には実愛会のメンバーが潜入しているまさにその瞬間だったのでした。
いやー、前回も書きましたがやっぱり『刻刻』を読むか前のブログを読まないと意味がわからないので、是非読んでくださいね。
第三巻では佑河家を襲撃した実愛会の教祖である佐河の狂気的な部分がにじみ出てきています。
その言動は一昔前にサリンを撒いたり、家族まるごと拉致して殺害した宗教団体を思い出させます。
この巻での見処は、狂気とシリアスな展開が進む中での『佑河家』のほのぼのとさせる会話ですね。
「今そんな会話する?」ってツッコミたくなること満載です!
是非読んでくださいねー🎵
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最高のダメ男出現!!o(^▽^)o『刻刻』第二巻
第二巻を読み終わりましたので、感想を。。。
止界術(しかいじゅつ)の発動に使用する石を奪いに実家に入る樹里でしたが、一人に見事な膝蹴り!を入れたところであえなく捕まります。首を絞められ殺されそうになる樹里。極限の状態で樹里に霊回忍(タマワニ)を追い出す能力が発現します。そして見事に石を奪取成功し、逃走に成功します。
一方その頃、状況を把握できずに止界をさまよう翼と真は、家に帰ることにします。
この頼りない翼がいい味出してるんですよね。弱さむき出しで情けないシーン多いんですが、甥の真だけは守らなきゃいけないって思いが描かれています。
樹里の父・貴文は実愛会に捕まってしまい、石を譲るよう説得されます。
そして追手から逃げる樹里は子供のころに止界に入ったことを思い出していました。その時に出会った少女・間島翔子(まじま しょうこ)こそ、今回の騒動の始まりだったのです。翔子は子供のころに家族を止界に取り込まれ、樹里によって一人だけ止界を脱出できた人間だったのです。
いやー、書いていて思ったんですが、『刻刻』の第一巻読んでないとさっぱり意味が分からないですね。せめて前回のブログを読んでいただけるとまだ理解できるかなと思います。
第二巻では少しずつですが状況の把握と止界術に関する謎が解けていきます。
話の筋がやっとつかめてきた感じでしょうか?
この巻の注目してほしいところは、『樹里に膝蹴りを食らった男』ですね。ダメさ加減が素晴らしい。この巻で死んじゃうんですが、行動、言葉、最期と見事にダメ人間ですね!かなり笑ってしまいました。
ぜひ読んでみてくださいな。
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